第32回CT・MRI研究会えひめがオンラインにて開催
CT・MRI研究会えひめ、エーザイ株式会社、ブラッコジャパン株式会社が共催して2024年2月17日に第32回CT・MRI研究会えひめがオンラインで開催した。
開会の挨拶はエーザイ株式会社よりブラッコジャパン株式会社への共催会社の移行の連絡。
その後はブラッコジャパンより非イオン系造影剤『イオメロン』、環状型非イオン性MRI用造影剤『プロハンス』の販売会社変更の連絡と『イオメロン』のラインナップ、複数のラインナップによるメリットの情報提供があった。
続いて本研究会の当番世話人の一般財団法人永頼会松山市民病院の角川泰生氏、高須賀弘喜氏より会の進行が行われた。
メーカー講演がキャノンメディカルシステムズ、GEヘルスケアジャパン株式会社より最新のMRI情報、シーメンスヘルスケア株式会社と株式会社フィリップス・ジャパンよりCTの最新情報紹介が行われた。
4社のメーカー講演後は事前募集した一般演題発表に。今回は3名の一般演題の発表があった。
1演題目は済生会松山病院画像センター川崎由樹氏による「MRCP撮像におけるT2prep併用時の画質変化の検討」自施設のファントムを用いたT2prepパルス利用の撮像実験の結果報告の発表であった。
2演題目は一般財団法人永頼会松山市民病院佐々木庸治氏による「この病名聞いたことあります?」にてMRI撮像時に依頼医からの依頼文にてあまり聞くことのない症例の画像や病理の紹介の発表だった。
最後の3演題目は本会当番世話人角川氏による「鎖骨下静脈ArtifactへのApptoach」にてヨード造影剤の台形クロス注入法を使用し、鎖骨下静脈のアーチファクト低減の実験及び結果報告を発表した。
最後に特別講演があり、座長は一般財団法人永頼会松山市民病院の髙橋渉氏、演者は同病院の整形外科部長白石勝範氏による『肩関節の画像診断、正常解剖や鏡視初見との比較』と題し肩専門医ならではのテーマで講演した。
当研究会は年に1度開催され、来年2025年にも開催予定である。